一休 BLOG
真っ青な秋晴れの日、正面玄関に紫式部を植えました。
紫式部はクマツヅラ科カリカルパ属の落葉性低木。
この時期、小さい丸い実が光沢のある美しい紫色に色づきます。
属名のカリカルパはギリシャ語の「美しい」「果実」の二語から来ているとのこと。
古くは紫の果実が玉のように群がることから「タマムラサキ(玉紫)」と呼ばれ、
これを京都では、紫の果実が重なりあっていることから「ムラサキシキミ(紫重実)」と呼び、
それは作家紫式部を連想させることから、ムラサキシキブと呼ばれるようになったそうです。
花言葉は「上品」。6月頃に咲く白い小さいお花も楽しみです。
紫式部のとなりには、木賊(トクサ)を植えました。風にも負けず一列にきちんと並んでいます。
砥石にもなる細かい突起があり「砥草」とも書くそうです。
漆器の加工や、クラリネットなどの楽器のリードを磨いて調整するためにも使われるそうです。
トクサ科エクイセツム属。エクイセツムはラテン語の「馬」と「剛毛」から来ているとのこと。
「木賊刈る」は秋の季語だそうです。
どちらも風流です。どちらも元気に育ってほしいです。
紫色のきれいなこの時に、是非鑑賞にいらしてください。
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